SteamOS 3.8.10で自作Steam Machineが現実味。向くPC構成と導入前の注意点

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Steam DeckでおなじみのSteamOSに、また少しワクワクする話題が出てきました。

海外では、「自作PCにSteamOSを入れて、Steam Machineみたいに使えるようになるのでは?」という話が注目されています。

SteamOSは、ざっくり言うとSteam Deckにも使われているゲーム向けのOSです。

Windowsとは違い、Linuxベースで動いています。

「Linux」と聞いた瞬間に、そっとブラウザを閉じたくなる人もいるかもしれません。

でも今回の話題は、かなりゲーム好き向けです。

自作PCや小型PCをテレビにつないで、Steamのゲームをリビングで遊ぶ。

まるで家庭用ゲーム機のように使えるなら、ちょっと夢がありますよね。

ただし、ここで大事なのは「どんなPCでも、今日から簡単にSteam Machine化できる!」という話ではないことです。

この記事では、Tom’s Guideが伝えたValve関係者のコメントをもとに、いま期待できることと、導入前に見ておきたい注意点を整理します。

SteamOSアップデートで何が話題になっているのか

今回のポイントは、Steam Deck以外のPCでも、SteamOSを入れて“リビングのゲーム機”のように使う道筋が見えてきたと報じられている点です。

Tom’s Guideは、ValveのPierre-Loup Griffais氏がThe Vergeの取材で、SteamOS 3.8のリリース以降、好みのPCパーツを使って独自の“Steam Machine”を自作できるようになる趣旨を語ったと伝えています。

ここでいうSteam Machineは、昔の製品名そのものというより、「テレビにつないでSteamを遊ぶためのPC」と考えると分かりやすいです。

Steam Deckのように、電源を入れてSteamのゲームライブラリへすぐ入れる。

それを自作PCや小型PCでできるなら、リビング用ゲーム機としてかなり魅力があります。

ソファに座って、コントローラーを持って、PCゲームをサクッと起動。

ここまで来ると、もはやPCというより「Steam専用の遊び箱」です。

一方で、現時点では「普段使いのWindows PCをそのまま置き換えられる」と見るのは少し早そうです。

報道では、デュアルブート、HDMI-CEC、コントローラー相性など、実際の使い勝手に関わる注意点も挙げられています。

つまり、夢はあります。

ただし、夢を見る前にバックアップは取りましょう、というタイプの話です。

自作Steam Machineに向きそうなPC構成

報道から読み取れる“試しやすい条件”は、意外とシンプルです。

まずは、テレビに接続するPCであること。

次に、デュアルブートを前提にしないこと。

そして、単一のハードドライブ、つまり1つのストレージで運用することです。

Tom’s Guideが引用する形で、Griffais氏は、テレビに接続するPCで、デュアルブートを試す予定がなく、単一のハードドライブを搭載しているものなら、そこにSteamOSをインストールできるという趣旨を語ったとされています。

デュアルブートとは、1台のPCに複数のOSを入れて、起動時にどちらを使うか選ぶ仕組みです。

便利そうに聞こえますが、設定やトラブル対応は少しややこしくなります。

ゲームを遊ぶ前にOSの起動でつまずくと、テンションも一緒に再起動されてしまいます。

そのため、試すならいきなりメインPCを改造するより、SteamOS専用の“実験用ゲーム機”として1台用意するくらいが安心です。

余っている小型PCや、リビング用に組む専用PCのほうが相性は良いかもしれません。

GPUについては、「今」と「これから」を分けて考える必要があります。

報道では、将来的にNVIDIA製GPUを含む幅広いデスクトップハードウェアへ互換性を広げたい意向が語られています。

一方で、その時期はまだはっきりせず、焦って「この構成で完璧!」と決め打ちするより、少し様子を見ながら選ぶのが安全です。

Steamのセールで積みゲーを増やすくらいの落ち着きで、対応状況を見守りたいところです。

導入前に押さえたい3つの注意点

導入前に見ておきたい注意点は、大きく3つあります。

1つ目は、デュアルブートです。

Tom’s Guideは、SteamOSのインストーラーが現時点ではデュアルブート向きではないようだと伝えています。

「今のWindows環境を残したまま、同じPCにSteamOSを足したい」と考えている人は、少し注意が必要です。

もちろん、詳しい人なら工夫できる部分もあるかもしれません。

ただ、初心者が気軽に試すには、まだ少しハードルがありそうです。

メインPCを巻き込むと、失敗したときの心のダメージもなかなか大きいです。

試すなら、専用機で始めるほうが気楽です。

2つ目は、リビング運用の細かい使い勝手です。

同記事では、Steam Machine以外のデバイスはHDMI-CECに対応していない点や、新しいSteam Controllerとの相性が良くない可能性がある点も挙げられています。

HDMI-CECは、テレビや周辺機器の電源操作を連動させる機能です。

名前は少し地味ですが、リビング用ゲーム機としてはかなり大事です。

コントローラーを持ったままテレビも一緒に起動できるかどうかで、快適さはけっこう変わります。

ゲームを始めるたびにリモコンを探す生活は、できれば卒業したいところです。

3つ目は、導入の手間です。

Tom’s Guideは、技術的には少なくともAMDシステムでSteamOSを動かすことは可能だが、Bazziteのようなゲーム向けLinuxディストリビューションほど簡単ではなく、手間がかかるとも説明しています。

Bazziteは、ゲーム向けに作られたLinuxディストリビューションのひとつです。

ざっくり言えば、「PCゲームをLinuxで遊びやすくするための選択肢」と考えると分かりやすいです。

Steam Deckと同じような体験を狙うのか。

それとも、ゲーム向けLinux環境が欲しいのか。

目的によって、選ぶべき道は変わってきます。

Windows代わりというより、Steam専用機として見るのが現実的

今回の話題は、PCゲーム好きにはかなり楽しいニュースです。

自作PCをテレビにつなぎ、SteamOSで起動して、Steamのゲームをコンソール感覚で遊ぶ。

こう聞くと、かなりロマンがあります。

しかも、自作PCならパーツを選ぶ楽しさもあります。

性能を上げるか、静音性を重視するか、小型ケースでリビングになじませるか。

ここでケース選びにハマると、ゲームを遊ぶ前にPCケース比較動画を見続ける危険があります。

それもまた自作PCの沼です。

ただし、WindowsゲーミングPCの完全な置き換えとして見ると、まだ注意が必要です。

Steam以外のランチャー、アンチチートを使うオンラインゲーム、周辺機器の相性など、PCゲーム環境には確認すべきポイントがたくさんあります。

特に、遊びたいゲームが決まっている人は、そのゲームがSteamOSやLinux環境でどれくらい快適に動くのかを先に確認したほうが安心です。

「OSは入ったけど、一番遊びたいゲームが動かない」は、かなり悲しい展開です。

せっかく作ったゲーム機が、メニュー画面を眺める専用機になってしまいます。

そのため、いま試すなら「メインPCをSteamOS化する」よりも、「Steam用の専用機を作る」くらいの感覚がちょうど良さそうです。

リビングに置く小型PC。

余っているパーツで組む実験機。

Steam中心で遊ぶサブマシン。

このあたりなら、今回のSteamOSの話題とかなり相性が良いはずです。

まとめ:いま試すなら専用機前提が安全

SteamOS 3.8.10をめぐる今回の話題は、Valve関係者の発言を受けて、「自作PCをSteam Machineのように使う」選択肢が現実味を帯びてきたことが中心です。

特に、テレビ接続のPC、デュアルブートなし、単独ストレージという条件なら、SteamOS専用機として試す方向性が見えてきます。

ただし、現時点ではデュアルブート運用に向きにくい可能性があり、HDMI-CECやコントローラー相性など、リビング体験の細部にも注意が必要です。

GPU互換性の拡大についても、NVIDIAを含む幅広いハードウェアへの対応方針は語られているものの、具体的な時期はまだ読めません。

まずは「テレビ接続」「単独ストレージ」「SteamOS専用機として割り切る」構成から始めるのが、報道で示されている前提に近く、つまずきにくい選択になりそうです。

Steam Deckのような気軽さを、自作PCでも楽しめるようになるのか。

今後のSteamOSの展開は、PCゲーム好きにとってかなり注目度の高いテーマになりそうです。

そして何より、リビングでPCゲームを遊ぶ選択肢が増えるのはうれしいところです。

あとは、ソファから動かずに積みゲーを消化できる強い意志だけが必要です。

Sources:

・Tom’s Guide:Valve confirms you can build your own Steam Machine with latest SteamOS update

・The Verge:Valve will finally let you build your own Steam Machine with SteamOS for desktop

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