水の力と法宝で刑天に挑む「太古の神:哪吒」試遊レポート。“神力ゲージ”を奪い合う独自の攻防

水流をまとった戦士型オブジェクトと首のない巨大な土像が対峙するイメージ ゲームニュース
中国神話をモチーフにした高速アクションと巨神戦を表現したイメージ

Genigods Labが開発中のアクションRPG「太古の神:哪吒」が、ChinaJoy 2026にプレイアブル出展されました。

体験版で確認できたのは、地上と空中を行き来するスピーディーなアクション、中国神話の「法宝」を使った攻防、そして敵とひとつのゲージを奪い合う「神力」のシステムです。

簡単な操作で華麗な連撃を繰り出せる一方、敵の技に合わせて法宝を選ぶ駆け引きもあります。見た目の派手さだけでは終わらない戦闘を、刑天とのボスバトルから紹介します。

地上の重い連撃と空中の高速アクションを切り替えて戦う

「太古の神:哪吒」は、中国の創世神話を題材とするアクションRPGです。女媧によって創造された最初の生命を主人公とし、人類創造から「女媧補天」へとつながる物語が描かれます。

ChinaJoy 2026の体験版では、チュートリアルを経て、強敵「刑天の傲骨」と戦うボスバトルをプレイできました。

戦闘でまず目を引くのが、地上と空中で大きく変わる主人公の動きです。地上では重量感のある連撃を叩き込み、空中へ移ると、水の力をまとった素早い蹴り技で敵を追い詰めます。

重さのある地上戦から、一気にスピード感のある空中戦へ。動きの違いが分かりやすく、状況に合わせて攻め方を切り替える面白さを感じられました。

水や土、火から生命が形作られたとする神話の要素が、主人公の能力や戦闘表現にもつながっている点が印象的です。

后羿の弓や芭蕉扇などの「法宝」が攻撃と防御の鍵になる

主人公は通常攻撃に加えて、中国神話に登場する「法宝」を装備して戦えます。体験版では、后羿の弓や芭蕉扇などを使用できました。

法宝はボタンを押して発動できるほか、長押しによる溜め攻撃にも対応しています。単純に威力を上げるだけではなく、敵の行動を見ながら使いどころを判断する必要がありました。

分かりやすいのが、刑天の生み出す砂塵の竜巻です。まともに近づくのが難しい攻撃ですが、芭蕉扇を使えば竜巻を打ち消せます。

つまり法宝は、派手な追加攻撃だけではありません。敵の強力な技へ対処する、攻略手段としても機能します。

法宝の攻撃は通常のコンボにも組み込めるため、何を装備し、どのタイミングで使うかが戦闘の組み立てを左右しそうです。敵に合わせて道具を持ち替えるところに、中国神話らしさとアクションゲームらしい駆け引きが重なっています。

長押し入力で華麗な自動連撃を繰り出せる

本作は本作はハイテンポな戦闘が特徴ですが、複雑なコマンドを次々に入力しなくても攻撃できます。

体験版では、特定のボタンを押しながら攻撃ボタンを長押しすると、自動で連続攻撃を繰り出せました。法宝の効果を強化する入力もあり、シンプルな操作から見栄えのするアクションへつなげられます。

これなら、複雑なコマンドを覚えなくても連撃の爽快感を味わいやすそうです。その一方で、法宝の選択や溜め攻撃、地上と空中の切り替えには、プレイヤー自身の判断が求められます。

派手な技を出す入口は分かりやすく、そこから戦い方を詰めていける構成です。操作の手軽さと攻略の奥深さを、製品版でどこまで両立できるかが気になります。

敵と共有する「神力ゲージ」を奪い合う

体験版でとくに特徴的だったのが、主人公と敵の間で共有する「神力ゲージ」です。

今回の試遊では、主人公側に一般的な体力ゲージが表示されていませんでした。攻撃を成功させるたびにゲージの境界を相手側へ押し込み、一本のゲージで戦況を示します。感覚としては、綱引きに近い仕組みです。

ゲージを敵側の端まで押し込むと、相手は「LEAK」状態となり、一時的に行動不能になります。この間に専用操作を行えば、大きなダメージを与える致命の一撃を発動できます。

反対に、敵から神力を押し切られた主人公は、霊体のような姿へ変化します。ただし、体験版ではその時点でゲームオーバーにはなりません。

霊体状態では攻撃によって得られる神力が増加し、ゲージを中央まで戻せば通常の姿へ復帰できました。追い込まれた状況が、そのまま逆転のきっかけにもなるわけです。

一度押し切られても、攻め返す余地が残されている。この仕組みによって、最後まで緊張感のある攻防を楽しめました。

なお、公式ストアでは、戦闘が「器(体力)」と「神力」を軸に展開すると説明されています。体験版で見られたゲージ表示が製品版でどのように整理されるのかは、今後の情報を確認する必要があります。

刑天の伝承を取り入れたボス演出も見どころ

体験版で戦う刑天は、戦闘が進むと頭のない土の巨人を呼び出します。そして、本来なら巨人の頭がある位置に立ち、主人公へ攻撃を仕掛けてきました。

中国神話の刑天は、首を切り落とされた後も、両胸を目、へそを口として戦い続けたと伝えられる存在です。体験版に登場する土の巨人も、この伝承を思わせる姿をしています。

神話上の逸話を、ボスの外見だけでなく攻撃方法にも反映している点は、本作ならではの見どころです。元ネタを知っている人なら、思わず反応したくなる演出でしょう。

公式情報では、伝説上の神々の姿へ変化する「化玄」などのシステムも紹介されています。ただし、今回の体験版で確認できたのは、刑天との戦闘を中心とする一部の内容です。

ほかの神々や法宝が、どのようなアクションや攻略法へ落とし込まれるのか。神話の知識が、そのまま戦闘の驚きにつながる作品になりそうです。

PCとPS5向けに開発中。発売日は未定で、PC版は日本語非対応表記

「太古の神:哪吒」は、PCとPS5向けに開発されています。

PC版はSteamとEpic Games Storeに公式ページが公開されています。Steamではリリース日が「発表予定」、Epic Games Storeでは「近日登場」とされており、具体的な発売日は確認できません。

また、SteamとEpic Games Storeの対応言語には、英語、中国語簡体字、中国語繁体字が掲載されていますが、日本語は含まれていません。

日本向けPlayStation Storeにも作品ページがあり、発売日は未定です。価格も現時点では掲載されていません。 PC版は現時点で日本語非対応です。PS5版の対応言語については確認できないため、今後の正式な案内を待ちたいところです。

まとめ

「太古の神:哪吒」の体験版では、地上と空中を切り替える高速アクション、敵の技へ対抗できる法宝、神力ゲージを押し合う独自の攻防を確認できました。

なかでも、追い込まれた後にも逆転の機会が残る神力ゲージは、戦闘の緊張感を支える仕組みになりそうです。簡単な入力で連撃を楽しめるため、まずは派手なアクションへ飛び込み、その先で法宝やゲージ管理を覚えていける点も魅力でしょう。

次に確認したいのは、体験版の神力ゲージが製品版でどう調整されるのか、そして「化玄」などのシステムが戦闘へどう関わるのかです。発売日や価格、日本語対応を含め、今後の正式発表を待ちましょう。

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