『SOMA』や『Amnesia』シリーズで知られるFrictional Gamesの新作『ONTOS』が、2026年予定から2027年へ延期されました。
延期の理由は、スタジオが「これまでで最も野心的」と位置づける作品の規模や物語、ゲームプレイを実現するためです。
『ONTOS』は、月面ホテル「Samsara」を舞台にしたSFミステリー作品。従来のホラー一辺倒ではなく、Frictional Gamesらしい不穏さや没入感を残しながら、よりシステム主導の体験へ踏み込む新作として注目されています。
『ONTOS』は2027年発売へ。延期理由は“作品規模”の実現
Frictional GamesとKepler Interactiveは、新作『ONTOS』の発売時期を2026年から2027年へ延期しました。
公式に示されている理由は、作品の規模やスケール、物語、ゲームプレイの深さを実現するためです。単に開発が遅れているというより、スタジオが目指すビジョンに合わせて、もう少し時間をかける判断をした形です。
『ONTOS』は、Frictional Gamesにとって過去最大級かつ最も野心的な作品とされています。
これはなかなか重い言葉です。『SOMA』や『Amnesia: The Dark Descent』で強烈な印象を残してきたスタジオが「最大規模」と言うわけなので、期待値のハードルも自然と高くなります。開発側としても、半端な状態で出すより、しっかり完成度を上げたいという判断なのでしょう。
現時点で具体的な発売日は発表されておらず、発売時期は2027年とされています。
舞台は月面ホテルSamsara。父の謎を追うSFミステリー
『ONTOS』は、月面ホテル「Samsara」を舞台にしたSFミステリーです。
主人公はAditi Amani。彼女は、疎遠になっていた父にまつわる謎を追うなかで、奇妙な実験や不穏な出来事に巻き込まれていきます。
公式サイトやSteamページでは、暗号めいた実験、現実とは何かを問う物語、不気味な遭遇などが紹介されています。単純に「宇宙を舞台にした探索ゲーム」というより、プレイヤーの理解そのものを揺さぶるタイプの作品になりそうです。
また、本作には俳優ステラン・スカルスガルドが参加していることも発表されています。
どのような役どころになるかはまだ詳しく明かされていませんが、物語重視のFrictional Games作品において、演技面の存在感はかなり大きな意味を持ちそうです。静かな場面でも空気が重くなるタイプのキャスティングですね。
ホラー一辺倒ではなく、システム主導の体験へ
Frictional Gamesといえば、まず思い浮かぶのはホラーです。
『Amnesia』シリーズでは暗闇や無力感、『SOMA』では深いSFテーマと心理的な恐怖が印象的でした。一方で『ONTOS』は、従来型のサバイバルホラーとは少し違う方向を目指していると説明されています。
Xbox Wireでは、本作は『SOMA』の精神的後継作として紹介されており、常にモンスターに追われるタイプのホラーではなく、より思考型で実存的な緊張感を持つ作品として語られています。
もちろん、Frictional Gamesらしさが消えるわけではなさそうです。
むしろ、不気味な世界設定、プレイヤーの心理に入り込む物語、何が本当なのか分からなくなる感覚は、これまでの作品からしっかり受け継がれるはずです。ただ、今回はそこに「触覚的でシステム主導のゲームプレイ」が加わる点が大きな違いになりそうです。
環境、アイテム、実験装置、キャラクターの反応などがどのように絡み合うのかはまだ未知数ですが、プレイヤーがただ物語を読むだけでなく、世界の仕組みに触れながら謎を解いていく作品になる可能性があります。
対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC。価格などは未発表
現時点で確認できる対応機種は、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PCです。
SteamページやPlayStation公式ページにも掲載されており、少なくとも主要な現行プラットフォーム向けに展開されることは分かっています。
一方で、一方で、価格、正確な発売日、パッケージ版の有無などは、まだ明らかになっていません。日本語については、Steam上ではインターフェースと字幕対応の表記が確認できます。
ここは焦って決め打ちしないほうがよい部分です。特に発売時期が2027年へ移ったことで、今後のトレーラーや開発者コメント、ストアページ更新で情報が追加される可能性があります。
気になる人は、Steamのウィッシュリスト登録や公式サイトのチェックをしておくとよさそうです。続報待ちのゲームがまた1本増えてしまいました。積みゲーだけでなく“積み期待作”も増えていきます。
延期は残念。でも、Frictional Gamesらしい判断でもある
『ONTOS』の延期は、楽しみにしていたプレイヤーにとっては少し残念なニュースです。
ただ、Frictional Gamesの作品は、単に見た目やボリュームだけで評価されるタイプではありません。空気感、物語の積み重ね、プレイヤーの理解をじわじわ崩していく構成が大きな魅力です。
そう考えると、作品の規模や物語、システムを整えるために時間をかける判断は、むしろこのスタジオらしいとも言えます。
とくに『ONTOS』は、ホラーの枠から少し外れたSFミステリーとして、新しいFrictional Gamesを見せる作品になりそうです。
怖さで追い詰めるだけではなく、考えれば考えるほど不安になるような作品。そんな方向に進むなら、2027年まで待つ価値は十分にありそうです。
発売日や価格、詳しいゲームシステムについては、今後の公式発表を待つ必要があります。『SOMA』のように長く語られる作品になるのか、Frictional Gamesの次の一手に注目です。
Sources:
・Gematsu:ONTOS delayed to 2027
・Xbox Wire:Introducing Ontos – Frictional Games’ Spiritual Successor to Soma


