『Phantom Blade Zero』にドニー・イェン参加、2023年から戦闘デザインを支援

武侠と機械文明が融合した都市で剣を構える架空の仮面の剣士 ゲームニュース
『Phantom Blade Zero』が目指す、武術映画と機械文明を融合したアクションをイメージしたビジュアル。

S-GAMEのアクションRPG『Phantom Blade Zero』に、香港のアクションスター、ドニー・イェン氏が参加しています。

注目したいのは、単なるゲスト出演ではないこと。イェン氏は主人公ソウルの父モー・ユアン(Mó Yuan)をフェイシャル&モーションキャプチャーで演じるだけでなく、2023年からクリエイティブコンサルタントとして戦闘デザインにも関わってきました。

武術映画で培った知見が、本作のカンフーアクションにどう生かされているのか。発売前の戦闘シーンを見るうえで、ちょっと気になる背景が見えてきました。

ドニー・イェンが主人公の父モー・ユアンをモーションキャプチャーで演じる

S-GAMEは新たなプレオーダートレーラーの公開にあわせて、ドニー・イェン氏がモー・ユアン役を担当していることを明らかにしました。

モー・ユアンは主人公ソウルの父親にあたる人物です。イェン氏は「Facial & Motion Capture Actor」として参加しており、表情や身体の動きを通してキャラクターを演じています。

さらに、もうひとつの役割がクリエイティブコンサルタントです。

俳優としてキャラクターに命を吹き込むだけでなく、武術やアクション映画で培ってきた経験をゲームの戦闘デザインにも提供しています。ここまで制作側へ踏み込んでいる点が、今回の発表のおもしろいところです。

2023年からカンフー表現と戦闘デザインを支援

ドニー・イェン氏は、2023年から『Phantom Blade Zero』のクリエイティブコンサルタントを務めています。

S-GAMEは、イェン氏が武術とアクション映画の知見を戦闘デザインへ提供し、本格的なカンフー体験を作るために協力してきたと説明しています。

実は、本作は発表当初から実際の武術をゲームへ落とし込む姿勢を打ち出していました。

2023年のPlayStation.Blogでは、谷垣健治氏がアクションディレクターを担当していることも明らかにされています。谷垣氏らが実際に動きを演じ、それを参考にアニメーターが手作業でモーションを仕上げる制作方針も紹介されていました。

そこへドニー・イェン氏も2023年から加わっていたわけです。

高速な剣戟をただ派手に見せるのではなく、構えや動きの流れまで武術として成立させようとしている。本作の戦闘映像を見るときは、そんな制作背景を知っていると見え方も少し変わりそうです。

武侠映画とパンクファンタジーを融合した「Kungfupunk」

『Phantom Blade Zero』が掲げる世界観のキーワードが「Kungfupunk」です。

古典的な武侠の雰囲気に、機械文明や崩れた工業的な景観、ダークファンタジーなどを組み合わせています。Steamでは、武術、冷たい鋼鉄、機械義肢、工業遺跡、伝統的な中国美術、現代的なロック音楽などの融合として紹介されています。

主人公は、心臓に深刻な傷を負い、残された命が66日となった剣客ソウル。追っ手と戦いながら、武林を巻き込む陰謀を追っていきます。

こうした作品だけに、武術アクションは見た目以上に重要な要素です。

ドニー・イェン氏の参加も、著名俳優を起用した話題づくりだけではありません。ドニー・イェン氏の参加も、著名俳優を起用した話題づくりだけではありません。武術やアクション映画で培った知見が戦闘デザインそのものへ提供されているだけに、実際のプレイでそのこだわりがどう表れているのかにも注目です。

日本ではPS5版を8,580円でプレオーダー受付中

日本のPlayStation Storeでは、PS5版『Phantom Blade Zero』を8,580円でプレオーダー受付中です。発売日は2026年10月29日となっています。

予約特典は、アクセサリー「聚宝盆」とスキン「伝承」の早期解除です。どちらもゲームを進めることで入手できるため、予約限定アイテムではありません。

PC版もSteamで予約購入を受け付けています。日本語はインターフェースと字幕に対応していますが、Steamの対応言語欄では日本語のフル音声にはチェックが付いていません。

そして発売前にもうひとつ確認しておきたいのが、8月18日11時(日本時間)から配信予定の『Phantom Blade Zero』特集「State of Play」です。

約20分にわたり、ゲームプレイシステムや戦闘、ビルド、これまで未公開だったキャラクターなどを紹介する予定とされています。ドニー・イェン氏らが関わった戦闘デザインが、実際のプレイでどう機能するのかを見る機会になりそうです。

まとめ:次は8月18日のゲームプレイ映像で戦闘の中身を確認したい

ドニー・イェン氏が2023年から関わっていたことで、『Phantom Blade Zero』のカンフーアクションには、武術映画の経験をゲームへ落とし込む制作体制があったことがより明確になりました。

気になるのは、そのこだわりが実際の操作感や戦闘システムにどうつながっているかです。

購入を検討しているなら、まずは8月18日11時からの「State of Play」をチェックしてみるのがよさそうです。派手な剣戟だけでなく、構え、回避、反撃、技のつながりまで意識して見ると、本作が目指すカンフーアクションの方向性をつかみやすくなるでしょう。

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